余白は印象を大きく変える

余白の大きさによって、紙面の印象は大きく変わります。これは紙面レイアウトに限ったことではありません。例えば、店頭の商品ディスプレイを思い出してみてください。ディスカウントストアなどでは、隙間なく商品を展示して「楽しそう」「にぎやか」などを演出しているのに対し、高級な商品を扱う店舗やギャラリーなどでは、商品同士の間隔を広くとることで、ゆったりとした高級感のある雰囲気を演出しています。紙面レイアウトの場合も同様に考えることができます。空間の使い方=余白の使い方です。同じ写真や図版であっても余白の多い・少ないで、読み手に与える印象は大きく変わります。余白が少ないと、 楽しげで元気な印 象になり、余白が大きくなるにつれて、高級感があって、ゆったりとした印象になるのです。

しかし、デザインする要素が少ないからといって、すべての要素を大きく配置すると、窮屈で読みづらい紙面になってしまいます。配置する要素が少ない場合は、空間を演出するレイアウト方法を利用して、余白を活かすことを検討します。「空間を演出する」とは、余白に意味を持たせるレイアウト方法です。つまり、「さまざまな要素を配置した結果余った空間」としての余白ではなく、あらかじめ余白に役割を与え、それを実現するために、意図的に余白をデザインするというアプローチです。

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